群馬県知事の山本一太様よりご祝辞を頂戴いたしました。

お忙しい中、誠にありがとうございます。

 

群馬県知事の山本一太でございます。
本日ここに、第１４回「熱血！高校生販売甲子園」オンライン大会が開催されますこと、心よりお慶び申し上げます。
本大会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、出場されるチームの皆さんが一同に会して商品を販売する従来の方式を変更し、オンラインを活用したプレゼンテーションにより優勝を競い合うことになったと伺っております。今回は、コロナ禍の影響による新たな取組ではありますが、これまで皆さんが企画し、準備されてきた内容について、思い残すことなく発表していただければと思います。
皆さん御存じのように、本大会は、これまで、一定の予算の中で地域の特性等を踏まえて商品を企画し、仕入れからお客様に販売するまでの一連の活動について、売上、利益、接客、コンセプトといった観点から総合的に優勝を競ってきました。今回は、これまでと方式は異なりますが、チームに参加しているメンバーが、それぞれの興味・関心や得意な分野等に応じて役割を担い、助け合いながら地域の特性等を踏まえた商品について企画し、発表することにより、地域の特性やビジネスの魅力等についてあらためて気付く機会になるとともに、自身の将来についても深く考える貴重な機会になると思いますので、是非この機会を大切にしてください。
皆さんが活躍していくこれからの時代は、人口減少に加え人口構成も大きく変わっていくと思われます。また、グローバル化の一層の進展やＡＩの導入など、皆さんを取り巻く環境がこれまでにも増して大きく変化することが見込まれる中で、先人の教えを大切にしつつも、新たな発想・視点が求められることになるでしょう。そのような中にあって、群馬県では、10年後、20年後を見据え、自由な発想で新たな価値を生み出す力を身につけてもらえるよう、昨年度から「教育のイノベーション」を推進し、ルールや目標が明確でない中で、自分の頭で考え、生き抜く力を持ち、他人が目指さない領域で動き出す「始動人」の育成に取り組んでいます。固定観念に囚われることなく、自由な発想や独自のアイディアを通じて、活力ある未来づくりに是非力を発揮していただきたいと願っています。また、本大会に参加される仲間の感性・アイデアに多くの刺激を受けられ、参加された皆さんとの交流を通して横のつながりを大切にされ、将来への礎としていただけると、非常に心強く思います。
結びに、本大会の運営に携わっていただいた高崎経済大学の学生の皆さんを始め、協賛いただいた多くの企業に御礼を申し上げるとともに、本大会が成功裏に終了することを祈念し、私からの挨拶といたします。
未来を切り拓く可能性を多分に秘めている高校生の皆さん、明るい未来に向かって大きく羽ばたいてください。応援しています。